ダイエットの敵、肥満細胞症の治療で利尿剤服用のワケ

肥満細胞症とは、皮膚や体のさまざまな部分に肥満細胞の数が過剰に増えて、皮膚や胃、腸、骨などの組織に蓄積することが原因で発症する病気です。蓄積された肥満細胞は刺激反応を起こしヒスタミンを放出すつため、皮膚のかゆみや小さく赤みのある発疹を引き起こします。肥満細胞症はそれ自体がまれな病気で、生後6ヶ月になる前の幼児期に発症することが多いとされています。幼児期の発症は数年から数十年で自然治癒することがほとんどです。成人でも発症することがありますが、全身性の肥満細胞症になることはほとんどなく、血管周囲へ少量の肥満細胞ができる程度の症状が発生します。肥満細胞症とは通常こういった耐湿性の病気のことを指しますが、生活習慣により体重や体脂肪が過剰に蓄積した症候性の、いわゆる肥満状態のことを呼ぶ場合もあります。ダイエットが必要になるほど太ってしまった体型をさす病気でもあるのです。
肥満細胞症により肥満細胞が肥大化すると、血圧にも影響がでてきます。肥満細胞の肥大化により、高インスリン血症という症状を誘発します。高インスリン血症は腎尿細管へ直接作用してナトリウム貯留を引き起こし、それが体内に水分を貯留させることで高血圧を発症させる要因となります。肥満と高血圧は切り離せない関係です。肥満細胞症の治療で利尿剤を服用することがありますが、それは貯留された水分を体外に出し血圧を下げる目的で処方されているのです。利尿剤の服用によりダイエット効果も望めます。肥満状態は脂肪の過剰蓄積が主な理由ですが、体内の水分過多もひとつの原因ですので利尿剤の服用で過剰な水分を排出すれば、体重が落ちていきます。脂肪を減らす意味でのダイエットとは異なりますが、体重減少やむくみの解消により見た目が大きく変化しますので利尿剤の服用は即効性のあるダイエットとして捉えることができます。